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導入事例-岡山県 瀬戸内市『どこシル伝言板®

認知症高齢者保護情報共有サービス

導入事例-岡山県 瀬戸内市『どこシル伝言板®

QRコードラベルの読み取りで個人情報を開示することなく、発見~保護~ご家族への引渡しまでの行程を早期解決へと導きます。認知症高齢者見守り事業に尽力されている皆様をサポートし、地域の高齢者がいるご家族に安心をもたらすサービスです。

岡山県 瀬戸内市

万が一の時やその後の対応など
周囲の理解や協力が得られやすい

瀬戸内市 保健福祉部 いきいき長寿課 主査 野瀬光司様

 瀬戸内市では、認知症による行方不明が発生した場合、警察からの照会に対して行方不明者(認知症高齢者)に関する情報提供や、関係機関への発見活動の協力依頼を行っていました。実際に行方不明が発生した際には、用水路などの溝にはまったりしていないか、怪我をしていないか心配が募りました。また、市外を越えた場合の捜索方法についても不安を覚えていました。認知症高齢者の行方不明に関する問い合わせが増えてきたこともあり、今回、施策を検討するに至った訳ですが、どこシル伝言板は費用も安価で、さらにランニングコストがかからない点で検討するサービスの中でも優位性がありました。

 認知症高齢者の行方不明対策において、見守りシールだけでは万能ではないと思いますが、利用者にとって維持費がかからず、使用方法も手軽ということで導入がしやすい点でのメリットがあります。万が一の時やその後の対応においても、周囲の理解や協力が得られやすいとも考えています。対策においては様々な方法がありますが、いろいろと試しながらその人に合った方法を考えることも必要です。当市もまだまだこれからですが、共にがんばりましょう!

自治体データ
自治体名岡山県瀬戸内市
人口37,546人 (平成30年4月1日現在)
65歳以上人口12,481人
高齢化率33.2%
認知症高齢者数1,530人(推計)
認知症徘徊件数
10件(平成29年7月~平成30年7月)

※所属、役職は2018年7月現在のものです

瀬戸内市 高齢者徘徊対策促進事業について
 

個人情報の管理に不安がある

どこシル伝言板では詳細な個人情報を必要としません。登録時の保護対象者の設定項目は性別・年齢・身体的特徴・既往症・保護時の注意事項等とニックネームのみです。個人情報の取得と管理の必要がなく、外部への個人情報の提供もないため漏洩の危険がありません。連絡のためのメールアドレスは3名分登録できますが、発見者には開示されません。

時間外のケースに対応しきれない

土日祝日や夜間に捜索願が出された場合の対応の遅れが深刻な問題へと発展しています。行方不明はいつ発生するかわからないので、どのような場合にも対応できるよう、普段からの備えが必要。どこシル伝言板は情報を仲介する機関などが存在せず、発見者にQRコードを読み取ってもらえれば、伝言板サイトを通じて直接保護者に連絡が入るので、24時間365日いつでも保護対象者を迎えにいくことができます。

やり取りに時間がかかる

発見→身元確認→連絡等に時間がかかり、保護対象者に多くのストレスを与えているのが現状です。どこシル伝言板では保護者と発見者間は、伝言板サイトにてチャット形式で直接行われるので、連絡先を交換することなく迅速にやり取りできます。伝言板は発見者と保護者のみに公開されますが、事務局(自治体)側はすべての保護対象者の行方不明状況を一覧で確認できます。

外部委託費など経費を削減したい

見守りシステムなど業務委託をした場合、システム導入費や利用料、コールセンターの設置費用など、想定外の費用が発生する場合があります。どこシル伝言板で必要なのはQRコードのラベル(シール)購入費のみ。仲介する機関を入れず、保護者と発見者が直接やり取りをすることで、この料金体系が実現できました。

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