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導入事例-宮城県石巻市『どこシル伝言板®

認知症高齢者保護情報共有サービス

導入事例-宮城県石巻市『どこシル伝言板®

QRコードラベルの読み取りで個人情報を開示することなく、発見~保護~ご家族への引渡しまでの行程を早期解決へと導きます。認知症高齢者見守り事業に尽力されている皆様をサポートし、地域の高齢者がいるご家族に安心をもたらすサービスです。

宮城県 石巻市

現在の施策を活かし、機能を追加できました!

石巻市 健康部 介護保険課 保健師 大須 美律子様

 石巻市は、平成18年度から、徘徊高齢者のためのSOSネットワーク事業として、事前に登録していただいた方に登録証としてワッペンを交付しています。

今後、認知症高齢者の増加が見込まれること、震災による従来のコミュニティーの崩壊や復興住宅入居後のコミュニティーの再編など、地域での見守り体制の希薄化が懸念されることで、より迅速な対応ができる手法を検討していました。

「どこシル伝言板」は、現在交付している登録証(ワッペン交付)と同様にアイロンで貼るラベルであり、現在の事前登録を活かした利用ができ、且つQRコードで保護時に必要な情報を包含しているのが利点。
保護した際、どこシル伝言板から身元確認の時間が省け、直接保護者とやりとりでき、ご本人や家族等の負担軽減になります。

 導入後は周知活動がとても重要だと思います。みらい町内会に協力していただく徘徊模擬訓練で広く周知を進める予定です。

自治体データ
自治体名宮城県石巻市
人口146,933人(平成29年5月末現在)
65歳以上人口45,845人(平成29年5月末現在)
高齢化率31.2%
認知症高齢者数5,049人(平成26年9月末現在)
認知症徘徊件数SOSネットワーク登録数は平成28年度末現在64件
現行の認知症徘徊対策他の併用はなし

※認知症徘徊件数は自治体で受理した件数としています
※所属、役職は2017年7月現在のものです

個人情報の管理に不安がある

どこシル伝言板では詳細な個人情報を必要としません。登録時の保護対象者の設定項目は性別・年齢・身体的特徴・既往症・保護時の注意事項等とニックネームのみです。個人情報の取得と管理の必要がなく、外部への個人情報の提供もないため漏洩の危険がありません。連絡のためのメールアドレスは3名分登録できますが、発見者には開示されません。

時間外のケースに対応しきれない

土日祝日や夜間に捜索願が出された場合の対応の遅れが深刻な問題へと発展しています。行方不明はいつ発生するかわからないので、どのような場合にも対応できるよう、普段からの備えが必要。どこシル伝言板は情報を仲介する機関などが存在せず、発見者にQRコードを読み取ってもらえれば、伝言板サイトを通じて直接保護者に連絡が入るので、24時間365日いつでも保護対象者を迎えにいくことができます。

やり取りに時間がかかる

発見→身元確認→連絡等に時間がかかり、保護対象者に多くのストレスを与えているのが現状です。どこシル伝言板では保護者と発見者間は、伝言板サイトにてチャット形式で直接行われるので、連絡先を交換することなく迅速にやり取りできます。伝言板は発見者と保護者のみに公開されますが、事務局(自治体)側はすべての保護対象者の行方不明状況を一覧で確認できます。

外部委託費など経費を削減したい

見守りシステムなど業務委託をした場合、システム導入費や利用料、コールセンターの設置費用など、想定外の費用が発生する場合があります。どこシル伝言板で必要なのはQRコードのラベル(シール)購入費のみ。仲介する機関を入れず、保護者と発見者が直接やり取りをすることで、この料金体系が実現できました。

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