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導入事例-千葉県松戸市『どこシル伝言板®

認知症高齢者保護情報共有サービス

導入事例-千葉県松戸市『どこシル伝言板®

QRコードラベルの読み取りで個人情報を開示することなく、発見~保護~ご家族への引渡しまでの行程を早期解決へと導きます。認知症高齢者見守り事業に尽力されている皆様をサポートし、地域の高齢者がいるご家族に安心をもたらすサービスです。

千葉県 松戸市

発見者⇆保護者、警察⇆保護者
自治体は全ての情報共有が可能

松戸市 福祉長寿部
高齢者支援課
保健師 吉田 順子様

  松戸市の昨年1年間の認知症徘徊件数は44件(自治体へ警察より防災行政用無線を利用した探索放送の依頼があった件数)ですが、警察等の関係機関から、保護をしているなどによる身元照会に関する問い合わせは連日のように発生しています。

地域住民による声かけなどの協力体制も充実してきていますが、遠方へ行ってしまうケースもあり、徘徊高齢者の安全確保と介護者の負担軽減につながる対策は重層的に必要な状況です。また、高齢者の保護後、身元判明から家族と連絡が取れるまでに要する時間の短縮も大きな課題です。

 「どこシル伝言板」は、発見者と保護者間で伝言板を使用して行われたやりとり、また、警察が保護して行われた保護者との伝言板のやりとり、どちらの場合でも、自治体はその対応状況を把握できることに有益性を感じています。

 昨今、QRコードを利用したラベルシールは他にも多くあります。「どこシル伝言板」は、ご本人の情報(身体的な情報から保護時に注意すべきこと、声のかけ方等)が発見者や保護した方に瞬時に伝わる点が、他のサービスにはない点だと思います。発見、保護後にどう対処すると良いかわかることは、発見した方、保護した方、そしてご本人にとっても安心を得ることができ、メリットが大きいと思います。

自治体データ
自治体名千葉県松戸市
人口492,787人
65歳以上人口122,698人
高齢化率24.90%
認知症高齢者数9,354人(認知症自立度Ⅱb以上)
認知症徘徊件数44件/年(防災行政無線放送を利用した
探索放送の依頼数)
現行の認知症徘徊対策探索機器(GPS)

※認知症徘徊件数は自治体で受理した件数としています
※所属、役職は2017年7月現在のものです

個人情報の管理に不安がある

どこシル伝言板では詳細な個人情報を必要としません。登録時の保護対象者の設定項目は性別・年齢・身体的特徴・既往症・保護時の注意事項等とニックネームのみです。個人情報の取得と管理の必要がなく、外部への個人情報の提供もないため漏洩の危険がありません。連絡のためのメールアドレスは3名分登録できますが、発見者には開示されません。

時間外のケースに対応しきれない

土日祝日や夜間に捜索願が出された場合の対応の遅れが深刻な問題へと発展しています。行方不明はいつ発生するかわからないので、どのような場合にも対応できるよう、普段からの備えが必要。どこシル伝言板は情報を仲介する機関などが存在せず、発見者にQRコードを読み取ってもらえれば、伝言板サイトを通じて直接保護者に連絡が入るので、24時間365日いつでも保護対象者を迎えにいくことができます。

やり取りに時間がかかる

発見→身元確認→連絡等に時間がかかり、保護対象者に多くのストレスを与えているのが現状です。どこシル伝言板では保護者と発見者間は、伝言板サイトにてチャット形式で直接行われるので、連絡先を交換することなく迅速にやり取りできます。伝言板は発見者と保護者のみに公開されますが、事務局(自治体)側はすべての保護対象者の行方不明状況を一覧で確認できます。

外部委託費など経費を削減したい

見守りシステムなど業務委託をした場合、システム導入費や利用料、コールセンターの設置費用など、想定外の費用が発生する場合があります。どこシル伝言板で必要なのはQRコードのラベル(シール)購入費のみ。仲介する機関を入れず、保護者と発見者が直接やり取りをすることで、この料金体系が実現できました。

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