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導入事例-静岡県三島市『どこシル伝言板®

認知症高齢者保護情報共有サービス

導入事例-静岡県三島市『どこシル伝言板®

QRコードラベルの読み取りで個人情報を開示することなく、発見~保護~ご家族への引渡しまでの行程を早期解決へと導きます。認知症高齢者見守り事業に尽力されている皆様をサポートし、地域の高齢者がいるご家族に安心をもたらすサービスです。

静岡県 三島市

夜間・休日対応の行政の
不安を軽減してくれるサービス

三島市 社会福祉部
長寿介護課 地域包括支援室
保健師 神戸 幸代様

 三島市では現在、行方不明者への対応の一つに同報無線を利用しています。しかし、警察に行方不明の届出を出しても、夜間は同報無線が利用できないため、すぐに対応できません。同報無線が放送されても顔がわからない状況であるため、探すことができません。また、認知症による徘徊かどうか判断できないため、声をかけることに不安があるなどが問題点としてありました。

 市内居宅介護支援事業所のケアマネジャーへ実施した認知症に関するアンケートによると、多くのケアマネジャーが事前登録をする見守り事業を希望していることがわかりました。他市町でQRコードを使用した事前登録制度を実施していることもあり、三島市でも検討しましたが、夜間・休日対応の問題が解決できず導入には至りませんでした。ビーコンも候補に上がりましたが、紛失の問題やご本人が持たずに外出してしまうこと、初期費用が高いなどの理由で導入には至りませんでした。

 「どこシル伝言板」は個人情報が開示されないことや費用面、24時間・365日の対応が可能であることが導入の決め手となりました。行政の不安となっている夜間・休日対応に充分応えていただけるサービスであると期待しています。

自治体データ
自治体名静岡県三島市
人口111,239人
65歳以上人口30,786人
高齢化率27.7%
認知症高齢者数
2,116人

※平成29年3月末 介護保険認定者「認知症高齢者の日常生活自立度判定基準」Ⅱ以上の値
認知症徘徊件数
三島市の同報無線を利用した人数は、平成27年度は11人 平成28年度は17人。

警察に行方不明の届出をしても夜間などは同報無線が対応していないため、実際の数は不明。警察の方の話では、行方不明の届出をする前に、近隣住民から警察への通報で発見されているケースが多いと聞いている。

現行の認知症徘徊対策GPS

※認知症徘徊件数は自治体で受理した件数としています
※所属、役職は2017年10月現在のものです

個人情報の管理に不安がある

どこシル伝言板では詳細な個人情報を必要としません。登録時の保護対象者の設定項目は性別・年齢・身体的特徴・既往症・保護時の注意事項等とニックネームのみです。個人情報の取得と管理の必要がなく、外部への個人情報の提供もないため漏洩の危険がありません。連絡のためのメールアドレスは3名分登録できますが、発見者には開示されません。

時間外のケースに対応しきれない

土日祝日や夜間に捜索願が出された場合の対応の遅れが深刻な問題へと発展しています。行方不明はいつ発生するかわからないので、どのような場合にも対応できるよう、普段からの備えが必要。どこシル伝言板は情報を仲介する機関などが存在せず、発見者にQRコードを読み取ってもらえれば、伝言板サイトを通じて直接保護者に連絡が入るので、24時間365日いつでも保護対象者を迎えにいくことができます。

やり取りに時間がかかる

発見→身元確認→連絡等に時間がかかり、保護対象者に多くのストレスを与えているのが現状です。どこシル伝言板では保護者と発見者間は、伝言板サイトにてチャット形式で直接行われるので、連絡先を交換することなく迅速にやり取りできます。伝言板は発見者と保護者のみに公開されますが、事務局(自治体)側はすべての保護対象者の行方不明状況を一覧で確認できます。

外部委託費など経費を削減したい

見守りシステムなど業務委託をした場合、システム導入費や利用料、コールセンターの設置費用など、想定外の費用が発生する場合があります。どこシル伝言板で必要なのはQRコードのラベル(シール)購入費のみ。仲介する機関を入れず、保護者と発見者が直接やり取りをすることで、この料金体系が実現できました。

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