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導入事例-愛知県犬山市『どこシル伝言板®

認知症高齢者保護情報共有サービス

導入事例-愛知県犬山市『どこシル伝言板®

QRコードラベルの読み取りで個人情報を開示することなく、発見~保護~ご家族への引渡しまでの行程を早期解決へと導きます。認知症高齢者見守り事業に尽力されている皆様をサポートし、地域の高齢者がいるご家族に安心をもたらすサービスです。

愛知県 犬山市

課題だった本人確認の時間短縮。
警察と連携し閉庁時も早期解決へ

犬山市 健康福祉部
長寿社会課 高齢者福祉担当
若山優希様

 犬山市において徘徊による行方不明が発生した場合、家族等が管轄である犬山警察署へ届出を提出します。その情報が市へFAX送信され、警察担当者より連絡が入ります。ご家族等の希望があれば、犬山市安心情報メールでのメール配信も行っています。発見後は地域包括支援センターと共に、家族等へGPS機器のレンタルや介護保険サービスの利用など、防止策を提案します。

 これまでの問題点としては、遠くまで徘徊された時など、本人が正確な住所や氏名が言えなかった場合、本人確認や引渡しに時間がかかること、夜間に保護された場合、本人の情報や家族等の連絡先の確認が困難になってしまうことなどがありました。 また、徘徊捜索模擬訓練の際、参加者から徘徊している人が本人かどうかの判断に迷うとの声を聞くことが多く、本人確認ができる判断材料を増やしたいと感じていました。

類似のサービスでは、保護時に自治体への連絡が必須であり、夜間、閉庁時の対応が課題でしたが、「どこシル伝言板」は発見者と保護者で直接やりとりすることで、より早急にご家族等の引取りが可能になります。

所轄警察への事業説明を行い、連携体制を構築することで、早期解決に向けたより良い運用が実現すると思っています。

自治体データ
自治体名愛知県犬山市
人口74,506人
65歳以上人口21,134人
高齢化率28.37%
認知症高齢者数実数把握なし
認知症徘徊件数
・平成28年度 延べ17件

・平成29年度 延べ12件(平成29年12月5日時点)
現行の認知症徘徊対策探索機器(GPS)

※認知症徘徊件数は自治体で受理した件数としています
※所属、役職は2018年1月現在のものです
※掲載のデータは平成29年10月31日時点のデータです

個人情報の管理に不安がある

どこシル伝言板では詳細な個人情報を必要としません。登録時の保護対象者の設定項目は性別・年齢・身体的特徴・既往症・保護時の注意事項等とニックネームのみです。個人情報の取得と管理の必要がなく、外部への個人情報の提供もないため漏洩の危険がありません。連絡のためのメールアドレスは3名分登録できますが、発見者には開示されません。

時間外のケースに対応しきれない

土日祝日や夜間に捜索願が出された場合の対応の遅れが深刻な問題へと発展しています。行方不明はいつ発生するかわからないので、どのような場合にも対応できるよう、普段からの備えが必要。どこシル伝言板は情報を仲介する機関などが存在せず、発見者にQRコードを読み取ってもらえれば、伝言板サイトを通じて直接保護者に連絡が入るので、24時間365日いつでも保護対象者を迎えにいくことができます。

やり取りに時間がかかる

発見→身元確認→連絡等に時間がかかり、保護対象者に多くのストレスを与えているのが現状です。どこシル伝言板では保護者と発見者間は、伝言板サイトにてチャット形式で直接行われるので、連絡先を交換することなく迅速にやり取りできます。伝言板は発見者と保護者のみに公開されますが、事務局(自治体)側はすべての保護対象者の行方不明状況を一覧で確認できます。

外部委託費など経費を削減したい

見守りシステムなど業務委託をした場合、システム導入費や利用料、コールセンターの設置費用など、想定外の費用が発生する場合があります。どこシル伝言板で必要なのはQRコードのラベル(シール)購入費のみ。仲介する機関を入れず、保護者と発見者が直接やり取りをすることで、この料金体系が実現できました。

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