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導入事例-秋田県大館市『どこシル伝言板®

認知症高齢者保護情報共有サービス

導入事例-秋田県大館市『どこシル伝言板®

QRコードラベルの読み取りで個人情報を開示することなく、発見~保護~ご家族への引渡しまでの行程を早期解決へと導きます。認知症高齢者見守り事業に尽力されている皆様をサポートし、地域の高齢者がいるご家族に安心をもたらすサービスです。

秋田県 大館市

負担軽減!ダイレクトなやり取りで時間短縮

大館市 福祉部 長寿課 高齢者福祉係 主査(保健師) 浅利恭子様

 認知症による徘徊の課題が年々大きくなっている現状に、市として何らかの対策が必要な段階でした。 居場所を探知できる機械類は、本人が持ち歩かないと有効でないことや、費用面の負担が大きいこともネックとなっていました。 同様の見守りシールが候補として挙がりましたが、個人情報の管理や外部への情報提供が厳しくなっている現状に対応できるサービスである「どこシル伝言板」の導入を検討することになりました。

 最大のメリットは、保護から引き渡しまでの時間が短縮されることによりご本人の負担が軽減されることです。個人情報の管理が不要で、警察や行政が積極的に介入しなくても、保護から引き渡しまでが可能であることは、徘徊による行方不明対策に少なからず効果をもたらすと思います。 住民や関係機関に協力を求めることで、「自分たちの力で」という意識が浸透する手段のひとつが、どこシル伝言板の導入であると思っています。

自治体データ
自治体名秋田県大館市
人口74,110人
65歳以上人口27,297人
高齢化率36.8%
認知症高齢者数4,383人
※要介護認定者のうち、認知症高齢者
日常生活自立度Ⅰ~M
認知症徘徊件数10件ほど/年
※警察→包括へ直接連絡の場合もあるため、実際にはこれ以上
現行の認知症徘徊対策他の併用はなし

※認知症徘徊件数は自治体で受理した件数としています
※所属、役職は2017年7月現在のものです

個人情報の管理に不安がある

どこシル伝言板では詳細な個人情報を必要としません。登録時の保護対象者の設定項目は性別・年齢・身体的特徴・既往症・保護時の注意事項等とニックネームのみです。個人情報の取得と管理の必要がなく、外部への個人情報の提供もないため漏洩の危険がありません。連絡のためのメールアドレスは3名分登録できますが、発見者には開示されません。

時間外のケースに対応しきれない

土日祝日や夜間に捜索願が出された場合の対応の遅れが深刻な問題へと発展しています。行方不明はいつ発生するかわからないので、どのような場合にも対応できるよう、普段からの備えが必要。どこシル伝言板は情報を仲介する機関などが存在せず、発見者にQRコードを読み取ってもらえれば、伝言板サイトを通じて直接保護者に連絡が入るので、24時間365日いつでも保護対象者を迎えにいくことができます。

やり取りに時間がかかる

発見→身元確認→連絡等に時間がかかり、保護対象者に多くのストレスを与えているのが現状です。どこシル伝言板では保護者と発見者間は、伝言板サイトにてチャット形式で直接行われるので、連絡先を交換することなく迅速にやり取りできます。伝言板は発見者と保護者のみに公開されますが、事務局(自治体)側はすべての保護対象者の行方不明状況を一覧で確認できます。

外部委託費など経費を削減したい

見守りシステムなど業務委託をした場合、システム導入費や利用料、コールセンターの設置費用など、想定外の費用が発生する場合があります。どこシル伝言板で必要なのはQRコードのラベル(シール)購入費のみ。仲介する機関を入れず、保護者と発見者が直接やり取りをすることで、この料金体系が実現できました。

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