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導入事例-埼玉県杉戸町『どこシル伝言板®

認知症高齢者保護情報共有サービス

導入事例-埼玉県杉戸町『どこシル伝言板®

QRコードラベルの読み取りで個人情報を開示することなく、発見~保護~ご家族への引渡しまでの行程を早期解決へと導きます。認知症高齢者見守り事業に尽力されている皆様をサポートし、地域の高齢者がいるご家族に安心をもたらすサービスです。

埼玉県 杉戸町

導入後のフォローが手厚い。
事業開始から運用までスムーズに

杉戸町
高齢介護課
主査 増田克彦様

 杉戸町では、認知症による徘徊が発生すると防災無線により情報が放送されます。可能な範囲で捜索活動を行う場合もありますが、発見の連絡がなかなか入らない時 など、事故や怪我などが発生していないか不安がありました。

警察の保護により、無事解決となっても、保護に至るまでの詳細な情報までは共有できておらず、徘徊を未然に防ぐことや徘徊時の不穏を抑え、早期解決となるような対策までは行えていないのが実情でした。

近隣で導入されたこともあり、認知症による徘徊対策を検討していたところ、「どこシル伝言板」の説明を受ける機会がありました。個人情報を保持せず、コストも抑えられ、実際に徘徊が起きた際の発見から保護者への引渡しまでの過程がスムーズに行えることなど、実際に話を聞くことで、あらためて有効なサービスであると実感し導入を決めました。

導入後のフォローも手厚く、警察署、関係部局への説明を行っていただいたり、2017年10月に行われた「認知症声かけ訓練」へも参画いただきました。また、今後予定されている、あんしん見守りネットワーク全体会でも現場の生の声などお話していただく予定です。

地域住民の方に「徘徊高齢者見守りシール」を浸透させる為、これからも協力をお願いいたします。

自治体データ
自治体名埼玉県杉戸町
人口45,526人
65歳以上人口13,845人
高齢化率30.41%
認知症高齢者数
80人

※認定情報による。介護保険未申請者は含まない
認知症徘徊件数
約20件/年

防災行政無線放送を利用した探索放送の依頼数
現行の認知症徘徊対策他の併用はなし

※認知症徘徊件数は自治体で受理した件数としています
※所属、役職は2018年1月現在のものです

◀ 高齢介護課のみなさん

個人情報の管理に不安がある

どこシル伝言板では詳細な個人情報を必要としません。登録時の保護対象者の設定項目は性別・年齢・身体的特徴・既往症・保護時の注意事項等とニックネームのみです。個人情報の取得と管理の必要がなく、外部への個人情報の提供もないため漏洩の危険がありません。連絡のためのメールアドレスは3名分登録できますが、発見者には開示されません。

時間外のケースに対応しきれない

土日祝日や夜間に捜索願が出された場合の対応の遅れが深刻な問題へと発展しています。行方不明はいつ発生するかわからないので、どのような場合にも対応できるよう、普段からの備えが必要。どこシル伝言板は情報を仲介する機関などが存在せず、発見者にQRコードを読み取ってもらえれば、伝言板サイトを通じて直接保護者に連絡が入るので、24時間365日いつでも保護対象者を迎えにいくことができます。

やり取りに時間がかかる

発見→身元確認→連絡等に時間がかかり、保護対象者に多くのストレスを与えているのが現状です。どこシル伝言板では保護者と発見者間は、伝言板サイトにてチャット形式で直接行われるので、連絡先を交換することなく迅速にやり取りできます。伝言板は発見者と保護者のみに公開されますが、事務局(自治体)側はすべての保護対象者の行方不明状況を一覧で確認できます。

外部委託費など経費を削減したい

見守りシステムなど業務委託をした場合、システム導入費や利用料、コールセンターの設置費用など、想定外の費用が発生する場合があります。どこシル伝言板で必要なのはQRコードのラベル(シール)購入費のみ。仲介する機関を入れず、保護者と発見者が直接やり取りをすることで、この料金体系が実現できました。

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